●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.68 ●▲■
    発行日:2005年 11月2日(水)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

------------------< 目 次 >------------------

お酒の俳句(その1)

●▲■ 老若の杜氏出陣す越後秋 <清酒>
●▲■ ヴィンヤードさまざま醸すみな主 <ワイン>
●▲■ 秋の夜に沸々啼く甕酒生まる <焼酎>
              (詠み人:喜多常夫)

ご紹介アイテム●1▲「PETスポット替栓」:フレーバーや開閉耐久性!
ご紹介アイテム●2▲「広口キャップ」:クリーンブースを新設!
ご紹介アイテム●3▲「PM PPキャップ」:密封性やコスト改善!

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11月、芸術や文化にいそしむ季節。
明日は文化の日です。

突然ですが今回はお酒の俳句。拙作ですがお許しあれ。

●▲■(杜氏さんの勉強会にて200人ほどの越後杜氏を前に)

  老若の杜氏出陣す越後秋
  (ろうにゃくの とじしゅつじんす えちごあき)


蔵に入る前の時期、新潟の杜氏さんの組合は毎年、講習会を開く由。
講座1つを担当することになり、演壇でお話させていただいた。

講堂に入った200人もの杜氏さん。老若だけでなく女性もいた。
背広にネクタイの人、ジーパン姿、茶髪などさまざま。時代を感じる。
思いは色々だろうが、それぞれの蔵に出陣である。

なにしろ外は、たわわに実った黄金色の稲穂。収穫間近。


●▲■(山梨・長野を9月の収穫期にイタリア人と訪れる)

  ヴィンヤードさまざま醸すみな主
  (ヴィンヤード さまざまかもす みなあるじ)

  台風に洗われ強し実生の実
  (たいふうに あらわれつよし みしょうのみ)


自前のヴィンヤード(ワイン用ブドウ畑)を持つワイナリーが増えた。
「自然醸造でポテンシャルを引き出す」「酸化を避けて香りを引き出す」
「亜硫酸を減らそう」「ボルドー液がポイントだ」などなど、
造り方にはみなさん一家言ある「主」である。

同じ種類の葡萄でも、醸造技術者やオーナーの考えは実にさまざま。
イタリア人と訪れたおかげで詳しく説明してもらい、
知らなかったいろいろな話を聞けた。

「実生(みしょう)」とは種子から発芽して育つこと。
ワインのほとんどすべては「クローン葡萄」から作られ、実生ではない。


将来のために育てているという実生の葡萄をみた。
生き物本来の生殖から出来た実生葡萄の実(み)は、
台風一過、雨に洗われ本来の強い生命力を誇っているようだった。
(が、実生植物を育てるのは「よい個体が出ればそのクローンをとろう」
という目論見でもある。強さの一方、少し物悲しげにも感じた。)

●▲■(鹿児島で焼酎つくりを体験して詠める)

  秋の夜に沸々啼く甕酒生まる
  (あきのよに ふつふつなくかめ さけうまる)

  甕に湧く黄金千貫櫂重し
  (かめにわく こがねせんがん かいおもし)


焼酎の甕仕込みを体験させていただいたときの俳句。
地面に埋めた甕の中で醗酵が始まると、
底から湧くような感じで炭酸ガスの気泡がつぎつぎ生まれる。

秋の夜、深閑と静まった蔵にフツフツ(沸々)と囁くような音。
甕が啼(な)いているよう。酵母が、まさに酒を生み出している音。

杜氏さん(黒瀬杜氏)は、そんな甕に要領よく櫂を突き入れる。
私も同じように櫂入れするがなんともぎこちなく、櫂は重い。
「黄金千貫(こがねせんがん)」は、
最近つとに有名になった、芋焼酎に最好適といわれるさつま芋の名。


(次号に続く)

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さて当社の商品ご紹介です。今回はキャップ特集。


●▲■ ご紹介アイテムその1:KKディビジョン ●▲■
「PETスポット替栓」:フレーバー適性、開閉耐久性などの改善
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/PET_kaesen.html

一升壜用の替栓の先端には「スポット」と称される箔が付いています。
一般的に多く使われている金色の「エポキシコート・スポット」に比べ、
表面がPETラミになった「PETスポット」は、
フレーバー適性、焼酎に対する適性(種類による)、繰り返し開閉耐久性、
などに優れます。
清酒でも有効。ご検討ください。(営業にご照会ください。)

●▲■ ご紹介アイテムその2:KKディビジョン ●▲■
「広口キャップ」:クリーンブースを新設!
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/WMCap.html

巷では「カップ酒」がブレーク。
きた産業では、カップ酒のための広口キャップを
奈良工場(ISO9001認証工場)で生産しています。

きた産業・奈良工場は今年、設備の大幅なリニューアルを実施。
広口キャップの検査工程にクリーンブース設置を完了しました。

なお、64mmと56mmは常備在庫品(汎用デザイン)もあります!
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/hanyoucap_W_ed2.pdf

小ロットの対応や、取り急ぎの出荷対応にどうぞ。

●▲■ ご紹介アイテムその3:KKディビジョン ●▲■
「PM PPキャップ」:密封性やコスト改善
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/closure/PMPPCap.html

30mmスタンダードサイズの「PM PPキャップ」。
清酒、焼酎、泡盛など、ホットパックまたは常温充填のお酒に。
密封性が優れているほか、
一般的には、通常のシートライナー入りに比べて安価。

PM PPキャップはきた産業・大阪(本社)工場でつくっています。
こちらももちろん、ISO9001認証工場です。

                      (text:喜多常夫)
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http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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