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●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.46 ●▲■
    発行日:2004 年9月15日(水)
 ■アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:喜多産業株式会社 http://www.kitasangyo.com


------------------< 目 次 >------------------
●▲■ 欧州化した日本人おばさんのひとりごと<1> ●▲■
「アメリカに思う、、、
      やっぱりデュヴェルとオルヴァルが楽しいなあ」

ご紹介アイテム●1▲新製品「角720」びん
ご紹介アイテム●2▲きた産業の「PETボトル」のご案内
ご紹介アイテム●3▲「圧力、バキューム両用開放安全バルブ」

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きた産業メルマガ初登場の、欧州化した日本人おばさんです。
ベルギー在住ウン十年、ビールがきた産業とのご縁の始まり。

きた社長から何か書いてといわれてはや半年、
とりあえず、この夏15年ぶりに観たアメリカ体験から。

大学時代、大学院時代と憧れて学んだアメリカへの15年ぶりの里帰り。
夏休み大アメリカ旅行の提案に、典型的ヨーロッパ人の夫は、
「歴史なし、うまいものなし、従って観るものなし」と醒めてシニカル。

そんなことな〜い、と感動の家族旅行にすべく企画したのだが、、、。

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私が30過ぎまで大好きだったものに、ディズニーランドがある。

ちょうど私が欧州に渡った頃、パリにユーロディズニーができた。
「へん、所詮うすっぺらなアメリカ文化、成功するはずもない」
と地元ではにべもない。

「そんなことはない、ミケムス(ミッキーマウスのこと)や
不思議の国のアリスはフランス人の子供だって夢中じゃないか!」
といきり立ってみたものの、行ってみてハタ。

ロスでも幕張でも夢色に輝いていたメインストリートやアリスのお城が、
確かにパリではうすっぺらでしらけて見える。なぜだろう、、、。

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今回、15年ぶりのアメリカ旅行で見たものは、
バスかと見まがう大型自家用車やピックアップトラックが、
片側5車線の高速道路をオートクルーズで走るアメリカ。

郊外住宅地では絵に描いたように手入れの行き届いた芝生や植木の中に、
パステルカラーの壁色をした家々が整然と並ぶアメリカ。

街道筋沿いにはどこにもショッピングモールが並び、
24時間営業の大型スーパーや
おびただしい数のファーストフードチェーンが
2億5000万アメリカ人老若男女の一日3食の食生活を支えている、
そんなアメリカでした。

アメリカ滞在中は3家族の生活を垣間見たが、
どうやら幼児のいる家庭ですら
買い食い・個食が徹底的に定着してしまっているらしい。
朝のコーヒーを買うために、
パパが毎朝片道8マイル(13キロ)の距離を疾走して
スターバックスに通う家もあった。

典型的リゾートマンションにも泊まったが、
各部屋にテレビとDVDプレーヤー、
キッチンには電子レンジや食器洗い機はもちろん
電動缶切り機も電動泡だて器もあったが、
フライパンとまな板はなかった。

一方、1日中朝ごはん(つまりベーコンと卵焼き)しか出さないチェーン
「クローカー・バレル」は朝から45分待ちの繁盛振りだった。

標準化は観光地の隅々にまで徹底している。
どこの自然公園も、安全と快適を考慮し、老若男女、障害者まで、
誰もが楽しめるように、エレベータや手すりを付け、
わかりやすい案内版、ゴミ箱やトイレがどこにも完備。
湖に就航する観光船も、循環する電気機関車も、
洞窟の中の光と音のショーもできすぎた演出。

最後にはお決まりのハンバーガーショップとお土産ショップがあり、
はんで押したような満面の笑みをたたえたお兄さんやお姉さんが
How are you doing today?

抜け目がなすぎて、新鮮な驚きの要素がない、かなしい、、、。

十和田湖の船では、
地元のじいさんの下手糞な三味線を無理やり聞かされたなあ。
南フランスの鍾乳洞では、ロバの背に揺られて降りてゆくうちに、
ロバが立ち往生して困り果てた。
観光や旅なんてものは、自然の驚異の中に、
その土地土地の情緒や、ハプニングがあってこそ楽しい。

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何もかも、でっかくて、便利なアメリカ。
アメリカ文化とは、2億5000万人のための標準化、
すなわちディズニーランド化なのか。

そういえば、サミュエル・アダムスも、
地元のマイクロブルワリーのビールも、バドワイザーも、
なんだか結局皆同じに感じられた。

やっぱりデュヴェルとオルヴァルがあった方が、
驚きとため息があって楽しいなあ、
と欧州が長くなった日本人おばさんは感じてしまったのであった。

Text: Mme WILLAIN

(注)
サミュエル・アダムス:
クラフトビールのアメリカ最大のブランド。
醸造は1984年創業のボストン・ビア・カンパニー社で、
直近の生産数量は実に14万kl強。この10年で約2.5倍に拡大。

バドワイザー:
世界最大のビールブランド。アンハイザー・ブッシュ社。
最近では中国市場の開拓に積極的で、
中国第4位のハルビンビール社買収に約800億円を投じ話題に。

デュヴェル:
「悪魔」を意味する壜内発酵のベルギービール。
ベルギースタイルのゴールデンエールの代表。
フルーティでホップの風味にも富む。
淡色ながらアルコール度数8%以上。

オルヴァル:
トラピスト修道院で醸造されるトラピストビール。
その6箇所のうちの一つベルギー・オルヴァル修道院で醸造。
最後に複数種をミックスした酵母で壜内発酵される。
オレンジ色で複雑な風味を持つ個性的なビール。


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さて商品のご紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:K2ディビジョン ●▲■
新製品「角720」びん
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/kaku720.htm

従来あった「角1800」(一升壜型の角びん)の720バージョン。
一升壜口とPPキャップ口があります。

●▲■ ご紹介アイテムその2:KKディビジョン ●▲■
きた産業の「PETボトル」のご案内
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/PET.htm

当社・奈良工場ではPETボトルを生産しています。
近畿・中京地区の中央に位置する好立地を生かして、
お醤油、ラムネ、地ビールなどのボトルを供給しています。
ISO9001認証取得済み。OEMでも多くの実績があります。

●▲■ ご紹介アイテムその3:ROOTSディビジョン ●▲■
「圧力、バキューム両用開放安全バルブ」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/VRvalve.htm

焼酎、ワインなどのタンクに取り付ける安全バルブ。
ヘルール規格なので、既存タンクに簡単に取り付け可能。
圧力とバキュームの双方で開放します。

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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」

http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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