●▲■ きた産業 メルマガ・ニューズ vol.116 ●▲■
      発行日:2008年7月9日(水)
■お酒・アルコール飲料産業のためのクロスオーバー情報■
発行:きた産業株式会社 http://www.kitasangyo.com

  ------------------< 目 次 >------------------

●▲■ 梅酒と日本ワイン、オーサカ&カンサイをウォッチ

 ●「プラム酒」、19世紀末のパリと21世紀のオーサカ
  ●梅酒専門!ダイニング@CENTRAL OSAKA
  ●梅酒専門!酒販店@DOWN TOWN OSAKA
  ●日本ワイン専門!ダイニング@OSAKA BUSINESS CENTER

 古都、奈良・京都にて
  ■日本ワイン@NARA ■アイリッシュパブ@KYOTO

               (text = Sienna K. Emiri)

ご紹介アイテム●1▲ ビール樽用混合ガス供給装置「エコ・ロボ」
ご紹介アイテム●2▲ 官能評価のブースの施工
ご紹介アイテム●3▲ ガラスびんの「サンドブラスト」加工

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印象派の画家、マネの作品で「La Prune」、
英語で「The Plum」、邦題で「プラム酒」という絵があります。

カフェで、梅の実の入ったお酒を前にくつろぐ若い女性。
http://fr.wikipedia.org/wiki/La_Prune_(Manet)

淡いピンクのドレス、羽飾りの帽子。
右手は頬づえ、左手には当時の女性では珍しいシガレット。
ほろ酔いなのか、定まらない視線が物憂げです。

このお酒は、梅の実をブランデー漬けにしたもので、
19世紀末のパリのカフェでずいぶん流行した、
絵画史で、そう習いました。

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場所は変わって21世紀のオーサカ。
100年の時空を超えて、プラム酒がブームです!

前回は「トーキョー・サケ・クルーズ」のお話でしたが、
今回は私、シーナ・エミリが、オーサカ&カンサイをウォッチします。

 

 

●▲梅酒専門!ダイニング@CENTRAL OSAKA

大阪キタの繁華街、阪急梅田駅近くの「PLUM」というお店。

  コンセプトは「百種類の梅酒」と「SLOW FOOD」、
   「ZEN STYLE」と「Bali Modern」のインテリア、、、

と書いてあって、それだけ聞くと、ナニガナンダ状態ですが、
店内はアジアン・テーストで統一されて、しゃれた雰囲気。

平日の夜9時ころに入ったのですが、個室の多い店内は満員の様子。
薄暗くてちょっとアヤシイ?雰囲気のせいか、若いカップルが多い。

私たちは女2人だったのですが、女性同士のお客も多くて、
まさに、マネの「La Prune」を見るような、
梅の実いり梅酒で物思いにふけるピンクドレスの女性客もいました。
(で、イントロのエピソードを連想したんです)

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長ーい、カウンター・バーの端から端まで、
さまざまな銘柄の一升びん梅酒がビッシリ2列に並ぶ。

梅酒のメニューは、こんなカテゴリーで区分けされています。
   スウィート梅酒系
   さっぱり梅酒系
   Rare & Vintage梅酒
   全国特選梅酒
   梅酒Champagne & Sparkling

それぞれのカテゴリー毎にすごくたくさん種類があって、
「百種以上」は、看板に偽りなし。
価格はたいてい数百円。リーズナブルですね。

メニューから、原料が名前になっている梅酒を拾ってみると、、、
   緑茶梅酒、ブランデー梅酒、ウィスキー仕込梅酒、
   徳島産柚子はちみつ梅酒、種子島産きび糖梅酒、
   沖縄産黒糖梅酒、さつま芋仕込み梅酒、ギャバリッチ梅酒、
   ローヤルゼリー梅酒、メイプルシロップ梅酒、カシス梅酒、、、、、
キリありませーん。

  清酒メーカー、焼酎メーカー、ワインメーカー、
   泡盛メーカー、洋酒メーカー、食品メーカー、、、
と、梅酒はサプライヤーの幅が広いのも、おもしろい発見でした。

お料理は創作和風&アジアン系で、さっぱり味。
周りを観察すると、ビールの人もいるけれど、
特に女性はほとんど梅酒。

食前酒&食中酒&食後酒を、すべて梅酒でカバーとは!
それに、梅酒がこんなに人気とは!!
とてもびっくり、の大阪の一夜でした。

 

梅酒のダイニング「PLUM」は大阪に4店舗もあるそうです。
http://www.plum.co.jp/

 

 

●▲梅酒専門!酒販店@DOWN TOWN OSAKA

「大阪で梅酒といえば、酒の高蔵(たかくら)さんでしょ」、
きた産業の人にそういわれて、お店を拝見しに行きました。

地下鉄の都島駅からちょっと歩いた下町にある、
一見ふつうの酒販店さん。

お店はこじんまりしていて、梅酒のほか、
清酒、焼酎、日本ワインも、こだわりブランドが並ぶ。

梅酒は、ラベルやパッケージから商品企画されるそうで、
どれもデザインが秀逸。

なかでも素敵だった「花札」梅酒3本を、
思わず、イターリアのマンマのお土産に買いました。
「あかよろし」「梅鶯」「月」。
マンマと飲んだあとは、インテリアにしよー、と思ってます。

酒の高蔵の梅酒インターネット通販サイトをみると、
その種類の多さに驚きますが、
通販は別の場所から出荷しているそうです。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/umeshu/outline.html

 

大阪はもともと梅にご縁がある土地、
天満の天神さんでは3月に梅酒祭もあるんだ、
というお話もききました。
http://www.umeshu-collection.com/index2.html

 

 

 

●▲日本ワイン専門ダイニング@OSAKA BUSINESS CENTER

イターリアからお友達がきた時、いつもちょっと困ること。

レストランに行って、
和食なら、日本酒や焼酎で問題ないのですが、
洋食では、フランスワインやイタリアワインはあっても、
日本ワインがメニューにない!

日本に来たら、日本ワインを飲ませたいです。

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「ミッシェル・ヴァン・ジャポネ」というお店を教えてもらいました。
大阪、中央区のビジネス街にあります。

ここのワインメニューは日本ワインのみ!
ヴァン・ジャポネという名前通り、日本ワイン専門のダイニングです!
(ミッシェルはオーナーの名前)

ワイン・メニューはこんな具合。

 高畠ワイン、本坊酒造、勝沼醸造、中央葡萄酒、ボー・ペイサージュ、
  井筒ワイン、小布施ワイナリー、Kidoワイナリー、安心院葡萄酒工房、
  フジッコワイナリー、蒼龍ワイン、熊本ワインなど。
  地元ワインでは、カタシモワイン、丹波ワイン。
  メルシャン、サントリー、サッポロ、マンズなど大手もカバー。

これって、すごくないですか!

カウンターの裏にはガラス張りのリーチイン・ワインセラーがあって、
スティルだけでなくスパークリング(もちろん日本の)も見えている。

お料理は、ワインとのマリアージュがとてもよくて、美味。
量が多すぎなくて盛り付けが美しいのも、日本の美意識を感じます。

日本ワインを探求したい日本人だけでなく、
オーサカにやってきたワイン好きガイジンに是非お勧めしたいお店です。

http://www1.suisui.ne.jp/~michel/index.html

 

 

 

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今回の日本訪問では、古都、奈良と京都を訪問しました。
以下は、そのときの「ウォッチ」です。

 

▲■ 日本ワイン@NARA HOTEL

「ニッポンの由緒ある<木造>ホテル」
と聞いて思いだすのは、
「上高地の帝国ホテル」と、この「奈良ホテル」ですね。

東大寺や興福寺からほど近い観光に絶好のロケーションで、
開業100年を迎えるそう。

その、格式ある奈良ホテルのメインダイニングは、
日本料理ならぬフレンチ料理。
天井の高い木造の大部屋で、鹿鳴館の雰囲気です。

http://www.narahotel.co.jp/restaurant/main_dining.html

日本では、
一流ホテルほど日本ワインがワインリストに入っていない、
そんなふうに感じます。

東京や大阪のホテルでそうなのだから、
奈良ホテルではまったく期待していなかったのですが、
分厚いワインメニューを見せていただくと意外や意外、
1本20万円以上のアイコン・ワインを含むボルドー、
その他のフランス、イタリア、スペインなど幅広い品ぞろえに加えて、
日本ワインのラインナップの充実ぶりにビックリ。

  高畠ワイン、勝沼醸造、丸藤葡萄酒、メルシャン、
   井筒ワイナリー、奥出雲ワイナリー、ココ・ファーム、
   小布施ワイン、丹波ワイン、など

ソムリエも日本ワインを勧めてくれるし、とても詳しい。

伝統の木造の調度に囲まれて、
ジャパニーズ・フレンチにニッポンワインをあわせる!
とても素晴らしい奈良体験でした。

ワイン好き日本人のみならず、
ワイン好きガイジンに是非お勧めしたいお店、その2、
として、特筆しておきます。

 

 

▲■ アイリッシュパブ@KYOTO KAWARAMACHI

アメリカでも日本でも、
アイリッシュパブはずいぶん増えましたね。

京都にも何軒もあるようですが、
お友達に教えてもらったのが四条河原町近くの「ゲール」。

http://www.irishpubkyoto.com/jp/index.html

お店に入ったときはまだお客は少なかったのですが、
馴染み客、旅行者らしい人、学生と、だんだん増えて満員に。
夜9時ころには、ギネスビールをオーダーするのが順番待ち状態。

驚いたのは、
お客の半分以上がガイジンだったこと。
カウンターの向こうでギネスを入れてくれるのもガイジン。
(アイルランド人ならぬ、フランス人だと言っていたけど)

我々ガイジンにとって、英語コミュニケーションができる場所は安らぎ。
安心のせいか、ずいぶん楽しく酔ってしまいました。
大学の街故か、エーゴでオーダーする日本人も多かった。

京料理、湯豆腐、おばんざい、伏見のお酒、、、
そんな京都も愛おしい。

でも、英語チャットとギネスビールで更けていく夜も、
なんだか京都らしい、と思いました。

 

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オーサカ&カンサイ、って、
意外とトレンディーでスマートやねんなー(関西弁)、
と、感じいった今回のウォッチでございました。

               (text = Sienna K. Emiri)

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さて、当社商品のご紹介です。

●▲■ ご紹介アイテムその1:ROOTSディビジョン ●▲■

ビール樽用の混合ガス供給装置「エコ・ロボ」
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/gas/ECO2_ROBO_ed.1.1.pdf

樽からビールを注ぎだすとき、
炭酸ガスでなく、炭酸・窒素混合ガスを利用することで、
ビールロスを削減、泡の安定、
そして地球温暖化ガスの削減(!)が可能です。

当社の設計による「エコ・ロボ」は、
窒素ガス発生装置を内蔵しているので、炭酸ガスボンベにつなぐだけ。

リースプログラムも準備しています。

 

●▲■ ご紹介アイテムその2:ROOTSディビジョン ●▲■

官能評価のブースの施工
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/brewing/sensory_b.pdf

当社で、
ワインのテースティングブースの施工をやらせていただいた事例です。
こんな仕事もお任せください!

デザインでお役にたつ仕事をしたい!、です。

 

●▲■ ご紹介アイテムその3:K2ディビジョン ●▲■

ガラスびんの「サンドブラスト」加工
http://www.kitasangyo.com/Products/Data/package/sandblast.pdf

高付加価値商品、差別化商品のパッケージにお勧めします。
小ロットで対応いたします。

 

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●▲■バックナンバー閲覧可能!「メルマガ・クロニクル」

http://www.kitasangyo.com/Archive/mlmg/BN_top.html

2002年5月の創刊以来のバックナンバーを収録しています。
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